自然との関わり:登山・ハイキングについて |
自然との関わり:登山・ハイキングについて |
登山・ハイキングについて自然と関わるには、登山やハイキングが最適だと思う。 始めるときが難しいかもしれないが、思い切って行くと次のステージが開ける。 自然の中に身をおくと「生きていること」を肌で感じることができる。 |
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登山・ハイキングについて 私の登山体験はある秋の晴天の日から始まりました。 以後、山の魅力にみせられ、機会あるごとに山に登っている。 最初は、仲間と5人のパーティで上高地からから沢を経て奥穂高岳 に上った。 紅葉のピークであり、真っ青な空の下で黄や赤の色が美しかった。 空気も肌にピンと張る感じであった。 夕日も赤く染まって沈むのを見た。 日本にこんないい所があったのだ、改めて感心しながら、 それはいい秋の登山であった。 しかし、翌日の天気は一転して吹雪。奥穂山荘を出るときは 10センチメートル少々積もっていた。 雪の積もった岩場の登山は修行のようであった。 雪が多くなかったが、すでに山頂にいたので、 前進して下さんするのみ!であった。 足場は滑りやすく、手と足を使った基本の三点歩行を行った。 セーターと雨カッパは着ていたが、冬装備が十分でなかったので、 岩を掴む手は、濡れた軍手から雪の冷たさが伝わり、 すっかりかじかんでしまう。 急勾配の下山時は、背中に重いリュックを背負った姿勢で、 しかも股ぐらから見える範囲で、仲間に助けられながら、 足場を探りつつ、一歩また一歩下るために気が抜けなかった。 下りるにつけ、雪が雨に変わり、緊張感も解けてきた。 苦闘の末、数時間後には無事に下さんできた。 奥穂高岳から前穂高岳、そして重太郎新道から岳沢、上高地へと 下山できた。 湿地の木製の遊歩道がアスファルトの舗装道路に思えた。 そのときの喜びは言葉に言い尽くせなかった。 この登山では、行きはよいよい、で秋を楽しみ、 帰りは一転して吹雪で強烈な恐怖を味わったのであるが、 まことに不思議なことに、これ以降、高く険しい山が好きになってしまった。 寒さと冷たさをこらえ、吹雪の中で黙々と奥穂岳を目指して歩く時に 目に入った光景は白と灰色の世界であった。 普段は空と山を背景にした石と岩だけのなだらかな斜面が 降りしきる白い雪と灰色の石や岩だけの墨絵の景色となり、 その景色の中を歩いている自分の姿を想像して、 これはまさに、山岳信仰の修行僧だ、と一人、ガッテンしていた。 鎖や岩を掴んでいるこの手を離したら滑落して死ぬという恐怖も味わった。 実は、このときに精神も身体もすごく生きいきしていた。 今までにない「生きている」感覚であった。 人は自然の中で身の危険のリスクを感じるときには、生への本能が 呼び覚まされるのだろうか? 登山をしたことのある人は、一度は体験されているかと思うが、 登山には「自分は生きている」ことを実感する場面に多くでくわすこと がある。 それから年月がたち、現在では日本の3000m級の山は殆ど登った。 このホームページに紹介した写真は、一部あるが、数年かけて 実際に登った富山県と長野県の山々のものである。 |
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